Entaniya Fisheye HAL 220 シリーズには、HAL 220 PLとHAL 220 LFがあります。
2つのレンズの違いについて解説します。
イメージサイズの違い
HAL 220 PLと HAL 220 LFの最も大きな違いは、イメージサイズの大きさです。
HAL 220 PLは最大のイメージサークルが29.8mmで、標準的なスーパー35センサーを対角でカバーします。
一方、HAL 220 LFの最大イメージサークルは46.3mmで、ラージフォーマットと呼ばれるフルサイズ相当のセンサーを基準にしたもので、シネマカメラのREDの8K VVセンサー 40.96 mm x 21.60 mm (対角: 46.31 mm)をカバーします。
対角魚眼レンズとして使用したい場合は、HAL 220 PLはスーパー35用、HAL 220 LFはラージフォーマット用と考えることが出来ますが、ドーム映像用途などで円周イメージが必要な場合などは、ラージフォーマットセンサーでHAL 220 PLを使用するなど、用途や目的によって適したレンズが異なります。
イメージサークルの入り方については、各レンズの紹介ページに掲載しているイメージサイズの資料をご確認ください。
HAL 220 PL | HAL 220 LF |
@180°:19.0mm-25.0mm | @180°:27.8mm-38.9mm |
@220°:22.6mm-29.8mm | @220°:33.1mm-46.3mm |
マウントの種類の違い
HAL 220 PLは、PLマウントのみ対応しています。
HAL 220 LFは、PLマウントとLPLマウントがあります。ちなみにLPLマウントを選択した場合は、PLマウントアダプターも付属しており、マウント部分の交換が可能です。(マウントを交換することでPLマウントレンズ、LPLマウントとして使用できます。)
大きさと重量の違い
HAL 220 PLよりもHAL 220 LFの方が一回り大きなサイズです。
HAL 220 PL | HAL 220 LF | |
重さ | 1.6kg | 2.6kg |
直径(G1レンズ) | 102mm | 125mm |
全長(最大時) | 135mm | 162mm |
バックフォーカスの違い
HAL 220 PL と HAL220 LFでは、レンズの最後部からセンサーまでの距離(バックフォーカス)が異なります。
HAL 220 PL は焦点距離7mm以下で使用する場合は、カメラによってカメラ内部のフィルターなどと干渉してしまう可能性があるので注意してください。
HAL 220 PL | HAL 220 LF | |
最短 | 16.28mm | 26.85mm |
最長 | 22.14mm | 37.41mm |