HAL 220のフォーカス調整について

Entaniya Fisheye HAL 220シリーズ(PL / LF)のフォーカス調整について、よくある質問と、考えられる問題、より簡単にフォーカスを合わせられる方法について解説しています。

フォーカスの調整方法

HAL 220 のフォーカスの基本的な調整方法については、上記の動画を確認してください。

フォーカス調整の手順

フォーカスの調整はレンズフレーム(Lens Frame)を回転させてて行いますが、レンズの使用時はフォーカスを固定するために、赤いパーツに埋め込まれているネジ(Fixingn Screw)によって固定されています。

レンズフレームを回転させられるようにするためには赤いパーツのネジを緩める必要があります。
ネジは全部で6ヶ所あるので、全てのネジを緩めます。この際にネジを取り外す必要はありません。緩めるだけで十分です。

ネジを緩めると、レンズ前部分の灰色のレンズフレームを回転させられるようになります。
この際に絞りギア(Aperture Gear)を持ったまま回転させると、絞りギアが回転してしまうので、銀色のマウント部分(実際にはカメラに固定されていると思います)を持つようにしてレンズフレームを回します。

レンズフレームを回すとフォーカスの調整ができます。カメラを「手前」にして、レンズフレームを「時計回り」に回転させると、奥にフォーカスが合うようになります。レンズフレームを「反時計回り」に回転させると、手前にフォーカスが合うようになります。

よくある質問とフォーカス調整のポイント

レンズフレームを回してもフォーカスが合わない?

レンズフレームを回転させたけど、映像がボケたままでフォーカスが合わせられない場合は、レンズフレームを回転させる量が足りていない可能性があります。

HAL 220シリーズはフォーカスポイントが遠くにある場合、レンズフレームを何度も回転させる必要があります。例えばHAL 220 LFの場合、最大の焦点距離12.6mmで使用していたレンズにズームスペーサーリングを入れて、最小の焦点距離9.1mmで使用する場合、フォーカスを合わせるためには、レンズフレームを10回転以上反時計回りに回転させる必要があります。

フォーカスポイントが遠くにあり、映像が大きくボケている場合には、レンズフレームを数回回転させたとしても映像にはほとんど変化が見られないため、フォーカスが合わせられないように感じることがあります。

最小の焦点距離から最大の焦点距離に変更する場合、フォーカスを合わせるためには13〜14回転ほどレンズフレームを回転させる必要があります。
逆に言えば、10回転ほどレンズフレームを回転させて映像に変化が得られないようであれば、何か別の問題が考えられます。

レンズの見た目で判断できること

フォーカスポイントが遠いかどうかはレンズの外観からも、ある程度推測することができます。

フォーカスを合わせた場合、焦点距離によって、レンズのマウント部分(銀色の部分)の長さに違いが出ます。

焦点距離が短い場合はマウント部が短くなります。
焦点距離が長い場合はマウント部が長くなります。

つまり、焦点距離を短くしているにも関わらず、マウント部分が長い場合には、フォーカスポイントから遠い状態であると判断ができます。逆もまた然りです。

ちなみに、カメラを「手前」にして、レンズフレームを「時計回り」に回すとマウント部が長くなり、「反時計回り」に回すと、マウント部が短くなります。

フォーカスチャートを使用する

Download >> High Resolution Focus Chart

フォーカスを調整する際に、目視だけではフォーカスが合っているかの判断が難しい場合は、フォーカスチャートを使用すると判断がしやすくなります。

フォーカスチャートを使用する場合は、レンズから2メートル以上離れた場所を目安に設置してください。
フォーカスチャートを近くに置いてフォーカスを合わせた場合、手前にだけフォーカスが合った状態となり、無限遠を得られない場合があります。

絞った状態からフォーカスを合わせる

絞りを絞った状態(T16またはT22)でフォーカスを合わせると、被写界深度が深くなるので、フォーカスが合わせやすくなります。一旦フォーカスが合えば、絞りをT5.6やT8に開放します。被写界深度が浅くなるので、再びフォーカスを合わせます。最終的にT2.9で調整すれば、よりしっかりと焦点を合わせることができます。

例外

HAL 220 PLを焦点距離7mm以下で使用する場合

Entaniya Fisheye HAL 220 PLを焦点距離7mm以下で使用する場合には、使用するカメラによってフォーカスを合わせられない場合があります。

Entaniya Fisheye HAL 220シリーズは、レンズの後部が飛び出したデザインのレンズで、焦点距離が短くなるほど、飛び出す量が大きくなります。

そのため、焦点距離7mm以下で使用した場合、レンズの後部がカメラ内部のフレームや、フィルターと干渉してしまいフォーカスが合わせられない場合があります。

焦点距離7mm以上で使用する場合や、 HAL 220 LFの場合には、問題はありません。

関連記事

TOP